Re: 危うい地殻変動前線

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中村健

なし Re: 危うい地殻変動前線

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 | 投稿日時 2016/10/15 17:52
中村健  長老   投稿数: 611

東北地方太平洋沖地震のエネルギー収支を推算してみました。

地震のエネルギーは、一般にはマグニチュード(M)として対数で表わされますが、これ
は計算がややこしいので、ここでは、M7の地震のエネルギーの大きさを1Eと表わすこ
とにします。M7を1Eとすると、M8は31.6E、M9は1000Eとなり、一般には、Mが
0.2増えるとエネルギーの大きさは約2倍になります。

さて、2011年の東北地方太平洋沖地震では、
(1)本震はM9.0とされているので、エネルギーの大きさは1000Eとなり、余震を含め
ると1050Eでした。
(2)M9級の地震としては、その前は1611年の慶長三陸地震だったようなので、この
400年間に蓄積された地殻の歪みが一挙に放出されたと考えると、1年間のエネルギーの
蓄積量は、平均して1050E÷400=2.6Eだったことになります。
(3)一方、今回の地震以前の1923~2010年にこの地域で発生した地震のエネルギーを集
計してみると、年度ごとのばらつきはあるのですが、平均すれば1年間に2.1Eに相当す
る地震が起きていました。
(4)日本海溝では、太平洋プレートとユーラシアプレートの衝突によって、地震エネル
ギーが生成していると考えられ、その大きさは上記(2)の2.6Eと(3)の2.1Eを加え
た4.7Eが1年間に生成していると見なすことができます。

以上を要約すると、
(1)東北地方では、プレートの衝突により1年間に4.7Eの地震エネルギーが生成し、
(2)そのうち、2.1Eは定常的な地震として短期間に放出され、
(3)残りの2.6Eは、地殻の歪みとして長期的に蓄積され、
(4)約400年の周期で、巨大地震として1050Eのエネルギーを一挙に放出している
と言えます。

ここに上げた数字はまだ十分なものとは言えませんが、地震活動を力学的にとらえようと
すれば、エネルギー収支は、欠かすことのできない基本項目だろうと思います。疑問点な
どありましたら、ご指摘をお願いします。 (中村健)

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