地震の「予知」はできるでしょうか?

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 | 投稿日時 2017/9/27 18:16
中村健  長老   投稿数: 560

「地震予知」がぐらついています。大規模地震対策特別措置法(大震法)でも、「東海」
や「南海」の予知をあきらめたようです。このほかの地域でも、「阪神淡路」も「中越」
も「東日本」も「熊本」も、予知されることなく、地震が起きてしまいました。

しかし、地震が「いつ」起きるかの予測は困難だとしても、今後の地震が「どこ」で、ど
のような「規模」で起きそうかについては、真剣に取り組んでいただきたいものです。そ
して、将来は「いつ」の予知も可能になることを期待したいと思います。 (中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/10/1 6:45
TSUBAME  長老   投稿数: 469

おはようございます。

 もう一つ、自分が住んでいる国土が「どんなもの」なのか、どういう所に自分が住んでいるのか、、、を知らせる(教える)ことも重要ではないかと感じます。

 地理と地学を併せた教科を必修とするとか ^_^;;;
 

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/10/2 16:32
N-EXP  一人前   投稿数: 146

 原因があって結果があるのですから、必ず地震を起こすきっかけになる何かがあるはずだと思います。今すぐ、次の東海地震に生かせないとしても、研究の積み重ねで、何百年、何千年か先には今の天気予報並みの精度で、予知ができる時代も来るのではないでしょうか。実際はそんな事もないのでしょうが、完全にあきらめたと感じさせるような報道は???ですね。とにかくいつの時代も記録はしっかり残す必要があると思います。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/10/9 8:27
中村健  長老   投稿数: 560

TSUBAME さんと N-EXP さんから、国土の現状を正しく認識することと、記録の蓄積の重
要性についてコメントをいただきました。そこで今回は、過去に強い地震が観測された地
域を調べてみました。

次の図は、気象庁のデータに基づいて、市町村ごとの最大震度値を検索してまとめたもの
です。観測期間は1923~2017年ですが、日本の地震計の多くは1995年以後に設置されたも
のなので、それ以前のデータには抜けているものがあります。
過去震度日本.jpg
この図では、例えば「6」と書かれた範囲では、これまでに観測された最大震度が「6以
上」であったことを示しています。これを見ると、思った以上に、全国の幅広い地域で強
い地震が起きていたことが分かります。

また。過去に大地震が起きていない地域でも、地殻歪みが蓄積しているおそれがあるので、
安心するわけにはいかないと思います。 (中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/10/13 11:28
N-EXP  一人前   投稿数: 146

 こんにちは。

 分布図拝見しました。姫路市あたりが震度3なのは、阪神大震災以前には地震計の間隔がまばらで、震度が計測されていなかったからでしょうか? 名古屋の東側も同様で、濃尾地震や三河地震の影響はなかったのか? 種子島付近も将来日本を壊滅させる恐れがあるとも言われている鬼界カルデラのすぐ近くで、にわかには信じがたい! 1000年ぐらいデータが蓄積されてゆけば、ある程度の傾向がつかめるようになるかもしれませんが、今はとにかくデータをしっかり残す事に尽きると思います。日本全国どこにいても、大地震のリスクはあると言う事でしょうね。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2017/10/14 18:53
中村健  長老   投稿数: 560

 N-EXP さんから、前回の分布図の最大震度値は小さ過ぎるのではないかとの疑問が提示
されましたが、ご指摘の通りです。

次の図は、1995年の兵庫県南部地震の震度の分布図ですが、この時点では観測所は1県に
数か所しかなくて、兵庫県内を見ても震度はいずれも4以上でした。(データは気象庁)
阪神淡路震度分布.jpg
ところが、前回掲示した分布図では、この地震の後に地震計を設置した市町村には最大震
度が3のところもあって、上図と比較してみると不自然でした。

そこで、1990年代以前の大地震については、それぞれの地震の震度分布図を参考にして、
各市町村ごとの最大震度値を補正してみました。
過去震度日本訂1.jpg
なお、この図でも、1922年以前に発生した地震のデータは含まれていないのでご注意くだ
さい。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/10/14 21:28
N-EXP  一人前   投稿数: 146

   改訂版作成、ありがとうございます。まだ震度6以上に比べて、4~5の範囲が多い感じはありますが、たかだか100年あまりの地震観測の歴史からすると、やむを得ないのでしょうね。あらためて日本列島に地震に対して安全な場所はない事を、日本人として自覚しておきたいと思います。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/10/17 17:32
中村健  長老   投稿数: 560

今回は地震のエネルギーに着目して、マグニチュード7.0以上の大規模地震の震源を図に
描き込んでみました。地震の発生時期は、前期(1923~1950年)、中期(1951~1990年)、
後期(1991~2017年)の3段階に色分けしてあります。
地震マグニチュード図.jpg
この図を見ると、大規模地震は太平洋プレートの縁に最も多く、フィリピン海プレートの
縁でもかなり発生しています。

このほかに、内陸部の地震は、震源が浅くて強震域が狭いものが多いので、マグニチュー
ドが小さくても震度の強い地震があるのですが、このような内陸地震はこの図には含まれ
ていないのでご注意ください。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/10/20 7:29
中村健  長老   投稿数: 560

大規模地震(マグニチュードの大きい地震)の多い地域を区分して、仮に、地震帯と呼ん
でみました。
日本列島の地震帯.jpg
(1)北海道地震帯(大平洋プレートがオホーツクプレートを押し込んでいる)
(2)東北地震帯(大平洋プレートとユーラシアプレートが激突している)
(3)小笠原地震帯(大平洋プレートがフィリピン海プレートを押し込んでいる)
(4)南海地震帯(フィリピン海プレートが陸側の地殻を押し込んでいる)
(5)南西諸島地震帯(フィリピン海プレートとユーラシアプレートが衝突している)
(6)北日本海地震帯(ユーラシアプレートが収束して沈降している)
(7)西日本地震帯(ユーラシアプレートが分流したり付加されたりしている)

(ここでは、「衝突・激突」=逆方向に進むプレート同士の接触、「押し込む」=プレー
ト同士が接触して同じ方向に進んでいること、を示しています)

各地震帯に付記した数字は、1923~2016年の94年間に起きた地震の合計エネルギー量で、
1EはM7.0 の地震が放出するエネルギー値としてあります。なお、マグニチュード値が
 0.2 大きいとエネルギー値は約2倍になるので、M7.0を1Eとすると、M8.0は約32E、
M9.0は1000Eということになります。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2017/10/27 7:13
中村健  長老   投稿数: 560

南海トラフの地震情報の発表方式が、来月から改められることになりました。気象庁では、
マグニチュード7以上の地震が発生したときや、その他の異常が認められたときに、なん
らかの発表を行うようです。

ただ、地震の危険度の高い地域はほかにもあるので、南海トラフに限定しないで、全国各
地の情報も加えていただきたいと思います。

ちなみに、次図は南海トラフで起きたM7以上の地震の頻度で、全国の大規模地震の回数
の10%程度に過ぎないのです。(中村健)
地震経過南海.jpg

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/11/12 15:40
TSUBAME  長老   投稿数: 469

こんにちは。

 本論でなくで申し訳ありませんが、、、

 記号(☆)の大きさの弁別性が今ひとつ、、、と感じます。
 色分けしてはいかがでしょうか?

 

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/16 18:56
中村健  長老   投稿数: 560

地下のプレート構造の断面図に、これまでに発生した地震の震源位置を描き込むことよっ
て、地震の起きやすい地域を見つけられないか、試みてみようと思います。(この断面図
は、別トピックの「北海道はどこから…」に提示した内容を修正したものです。)

ここでは、日本列島を輪切りにするような形で北から順に断面図を描いていく予定ですが、
まずは北海道からです。
プレート断面北海道.jpg
図の中で、浮遊プレートと記したのは、自らの駆動源を持たないで、他のプレート(ここ
では太平洋プレート)に押されて動いている部分です。

地震が起きやすいのはどのような地域なのか、今後提示予定の他地域の図と比較しながら
見ていただきたいと思います。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/17 18:26
中村健  長老   投稿数: 560

次の図は、北海道と本州の中間地帯で、青森から北海道西部と日本海北部を含む地域です。
なお、前回書き忘れましたが、図中の距離はプレートの進行方向に沿って測ったものです。
プレート断面北日本.jpg
ここでは、地震の回数がそれほど多くはないのですが、広い範囲に分散しているので、地
震の予知という点では、とても難しそうな地域です。

地殻の動きとしては、ユーラシアプレートの沈降地域にあたるので、氷河のアイスフォー
ルのような不安定な状態になっているのではないかと想像されます。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2017/12/19 18:41
中村健  長老   投稿数: 560

今回は東北地方の岩手・宮城・秋田・山形の範囲で、太平洋プレートとユーラシアプレー
トが直接接触している地域なので、地震の危険度も最大級になっています。
プレート断面東北.jpg
ここでは、日本海溝から潜り込んだ太平洋プレートの下降勾配が緩やかで、先端は800km
以上も離れた日本海北部まで達していて、上層のユーラシアプレートの厚さは相対的に薄
めになっています。

ユーラシアプレートは、表層の地殻は太平洋方向に向かっていますが、深部では太平洋プ
レートに引き込まれて逆方向に下降して行くようです。この方向転換はかなり急な曲がり
方なので、地殻内の歪みが大きくなっているものと思われます。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/12/19 18:51
TSUBAME  長老   投稿数: 469

こんばんは。

プレートそのものは当然あるかと思いますが、付加体の境界でも発生しているように感じられますが、いかがでしょうか?

結果的には、どこでも地震だとは思うのですが。。。

http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/shikoku-detail/

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/20 18:23
中村健  長老   投稿数: 560

今回は、福島と北関東から新潟に続く地域で、ここも地震の回数はとても多い地域です。
プレート断面東日本北.jpg
この図を見ると、日本海溝から100~200kmの地域には地震が集中しているのに、100km未
満の地域では少ないことに気づきます。

教科書などでは、陸側のプレートが海側のプレートに押し込まれて、その歪みが限界を超
えると先端が跳ね上がって地震や津波を引き起こすと説明されていますが、この図からは、
陸側プレートの先端が震源になることはほとんどなさそうに見えます。

TSUBAMEさん、付加体はフィリピン海プレートの縁で発生することが多そうなので、西日
本の断面図を取り上げるときに改めて触れる予定です。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/21 17:52
中村健  長老   投稿数: 560

今回は、関東から長野・北陸に伸びる地域で、図には表示してありませんが、フィリピン
海プレートの影響も加わってくる地域です。
プレート断面東日本南.jpg
地震の多発地域は海溝から100~300㎞で、300km付近では関東地震も起きています。ここ
では、フィリピン海プレートの動きも含めて、関東直下のプレート構造をもっと詳細に調
査する必要がありそうです。

また、海溝から約400㎞離れた長野北部や新潟中越(前回図参照)では群発地震がありま
した。これはユーラシアプレートの沈降に伴うものかもしれませんが、まだはっきりした
ことは分かっていません。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/22 17:42
中村健  長老   投稿数: 560

今回は、伊豆諸島から駿河トラフを超えて、静岡・愛知・岐阜・福井に伸びる地域です。
プレート断面東海.jpg
フィリピン海プレートは浮遊プレート(自らの駆動源を持たないプレート)なので、太平
洋プレートに押されるがままに動いており、プレート内部の歪みの蓄積が少なめなのか、
地震の発生はそれほど多くはありません。

ただし、海溝から約300kmの伊豆諸島付近では、潜り込んだ大平洋プレートの影響でマグ
マが生成しているので、火山性地震が時によって群発しています。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2017/12/24 8:10
中村健  長老   投稿数: 560

今回は、南海トラフから近畿・四国・中国地方にわたる地域です。
プレート断面西日本.jpg
ここでは、ユーラシアプレートが東方向に大きく流れ、その横腹にフィリピン海プレート
が南側から寄り添うような形で接触しています。そして、フィリピン海プレート上層部の
地殻は本流から剥ぎ取られるような形で、ユーラシアプレートに付加しています。

付加に向かっている海側プレートの部分は、フィリピン海プレートの本体とは別に、もう
一つの小型の浮遊プレート片と見なしてもよさそうです。

この図のユーラシアプレートの範囲では、阪神淡路や鳥取などの内陸型の強い地震があり
ましたが、これらがどのようにして発生したのかは、もっと詳細に検討する必要がありそ
うです。(中村健)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/12/26 7:43
中村健  長老   投稿数: 560

九州は、西から進んできたユーラシアプレートに、南東方向からフィリピン海プレートが
割り込んで、本州方面への流れと日向灘方面への流れに二分されている珍しいところです。
プレート断面九州.jpg
昨年は熊本地震で大きな被害を受けました。ここは平面的に見ると、ユーラシアプレート
の流れが東方向から南寄りに折れ曲がって、そのために地殻が破壊されたのかと思ってい
たのですが、断面図を見ると、プレート流の沈降による地殻の折れ曲がりも影響している
ように思えます。

また、中央構造線を陸側と海側のプレートの境界と見なすと、構造線の西端は、熊本地震
以前には九重山付近にあったのが、阿蘇山付近まで伸びてきたように見えます。

このほかに、九州ではカルデラの形成を伴うような大規模な噴火と地震も予想されますが、
火山の分布については、プレートの構造と深い関係がありそうなので、別途取り上げてみ
ようと思っています。(中村健)

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