復習・日本列島で起きている大地震

  • この会議室に新しいトピックを立てることはできません
  • この会議室ではゲスト投稿が禁止されています

投稿ツリー


中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/12 19:04
中村健  長老   投稿数: 614

関東地方と中部地方の各市町村の最大震度の分布図です。
市町村の最大震度東日本.jpg
関東地方では、1都6県の294市町村のうち、震度6以上を記録したのは52市町村で、こ
れは東北地方に次ぐ数でした、そのうち茨城・栃木などの44市町村は2011年の東北地方太
平洋沖地震によるものでした。

なお、1923年の関東地震では、広い地域で強い揺れを感じたはずですが、当時は観測網が
整っていなかったので、神奈川県でも、横須賀市だけしか記録が残っていません。

中部地方9県の206市町村では、震度6以上を記録したのは30市町村で、中越地震・長野
県北部地震・能登地震などの内陸型の地震が主体でした。このほかに、静岡県では、駿河
トラフ周辺での地震も発生しています。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/15 17:29
中村健  長老   投稿数: 614

近畿地方と中国四国地方の各市町村の最大震度の分布図です。
市町村の最大震度西日本.jpg
近畿地方では、2府5県の227市町村のうち、震度6以上を記録したのは11市町村で、主
なものは、1995年の兵庫県南部地震と今年の大阪府北部地震によるものでした。

中国四国地方9県の202市町村では、震度6以上を記録したのは13市町村で、鳥取地震と
広島県の芸予地震が主なものでした。

なお、紀伊半島や四国などの南海トラフの沿岸では、震度6以上の揺れの記録は残ってい
ませんが、1940年代の東南海地震や南海地震のときには、観測体制が整っていなかったの
で、強い揺れを見逃していた地域が多かったものと思われます。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/17 18:41
中村健  長老   投稿数: 614

九州地方の各市町村の最大震度の分布図です。
市町村の最大震度九州.jpg
ここでは、7県の233市町村のうち、28市町村で震度6以上が観測されていますが、その
ほとんどは、2016年の熊本地震によるものでした。さらに、そのうち2町村では、震度7
が記録されています。

その他には、1997年の鹿児島県北西部地震と2005年の福岡県西方沖地震で、震度6以上の
揺れが観測されています。九州では、日向灘を震源とする地震が多いのかと思っていたの
ですが、震度6以上の記録は見当たりませんでした。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/19 19:37
中村健  長老   投稿数: 614

沖縄地方の各市町村の最大震度の分布図です。
市町村の最大震度沖縄.jpg
沖縄県では、震度6以上の記録はありませんでした。

ここまで、各市町村ごとに、これまでに観測された最大震度を見てきましたが、全国を集
計してみると、次のようになりました。

気象庁集計の市町村の総数=1719市町村、
最大震度が7だった市町村=6市町村(0.3%)
最大震度が6だった市町村=219市町村(13%)
最大震度が5だった市町村=651市町村(38%)
最大震度が4以下の市町村=843市町村(49%)

ただし、多くの市町村で震度の計測が始まったのは、1990年代の後半のことなので、実際
には、震度7や6を経験した市町村は、上記の数字よりもかなり多かったものと思われま
す。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/21 18:18
中村健  長老   投稿数: 614

今回は、一回の地震で、強い揺れがどの範囲に広がって行ったのかを見ておきます。
震度6以上観測大地震.jpg
これまでに起きた大地震で、震度6以上の強い揺れが広い範囲で観測されたことは3回あ
りました。

(1)2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震、震度6以上を109市町村で観測。
(2)2011年4月7日、宮城県沖、上記の余震、震度6以上を23市町村で観測。
(3)2016年4月16日、熊本地震、震度6以上を23市町村で観測。

この3回以外は、いずれも10市町村以下の狭い範囲で起きたものでした。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/11/25 8:44
中村健  長老   投稿数: 614

一回の地震で、震度6以上を観測した市町村がどのくらいあったかを、マグニチュードご
とにグラフにしてみました。
震度6の市町村数グラフ.jpg
M9の東北地方太平洋沖地震は、群を抜いて広範囲で震度6以上が観測され、M7超の熊
本地震と宮城県沖の東北の余震がそれに続いていることは、前回報告したとおりです。

そのほかでは、M6~7の場合は数市町村に、M5程度だとほぼ1市町村の範囲に強い揺
れが留まっていることが見てとれます。

なお、上図では、1999年以前の地震は、観測網が未整備の時期にあたるため、青色記号で
示してあります。ですから、例えば、1923年の関東地震は震度6以上の範囲はもっと広く、
実際には数十市町村に達していたのではないかと思われます。(中村健)
 

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/12/19 18:11
中村健  長老   投稿数: 614

これまでは、震度6以上の大地震を取り上げてきましたが、ここからは、中小規模のもの
も含めて、マグニチュード3以上の地震について見て行きます。地殻の微妙な変動を知る
上で、軽微な地震も参考になるのではないかと思うからです。

まず、全国でM3以上の地震が何回発生しているかを調べてみました。次図には、気象庁
の1999年から2018年までの20年間のデータに基づいて、1年間の地震発生数の平均値を、
震源の地域別に示してあります。
地震分布図東日本.jpg
全国の小規模地震も含めたM3以上の地震の回数は、平均して1年間に1800回で、このう
ち、M5以上の中規模地震が115回、M7以上の大規模地震が1.9回でした。

この東日本の図では、2011年の東北地方太平洋沖地震とその余震が圧倒的に多数を占めて
いますが、そのほかに、2000年の伊豆諸島の群発地震の回数の多さが目を引きます。

なお、西日本については次回に報告します。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/12/20 18:37
中村健  長老   投稿数: 614

西日本のマグニチュード3以上の地震の年平均回数です。
地震分布図西日本.jpg
西日本では、東日本よりも地震の回数はずっと少ないのですが、熊本地震ではかなり多数
の地震が発生し、山陰地方と南西諸島も多めになっています。また、南海トラフでは、最
近の地震は少ないのですが、今後も平穏に推移するのか、これからは大地震が起きること
になるのか、難しい問題です。

地震回数の内訳について、気象庁のデータベースを検索してみると、中小規模の地震の大
半は大規模地震に伴う余震です。ですから、大規模地震が一回でも発生した地域では、中
小規模の地震の回数も多くなっているようです。

また、これまでに大規模地震が発生していない地域でも、1年に5回以上中小地震が起き
ている地域は、地殻変動が活発になっていると思われるので、今後の大規模地震について
注意して行く必要がありそうです。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/12/22 18:41
中村健  長老   投稿数: 614

東北地方太平洋沖地震は、数百年に一回ぐらいと思われる巨大地震でしたが、余震の規模
と範囲も図抜けたものでした。次図は、この余震群の拡がり方を見たものです。
余震系統東北地震.jpg
この地震は、本震が2011年の3月11日に宮城県東方の三陸沖で起きましたが、本震に続い
て、まず一時間以内に、岩手県沖、三陸沖の東方、茨城県沖の三か所で大規模な余震が発
生しました(図中の黄色の記号)。これらを一次余震と呼んでおきます。

次に、本震から24時間以内に、二次余震が一次余震の余震として拡がって行き(図中の緑
色の記号)、さらに一か月以内には、宮城県沖と福島県内陸でかなり規模の大きい三次余
震が発生しました(図中の青色の記号)。

その後も現在に至るまで、規模は小さくなったとは言え、余震が続いています。これらの
余震によって、岩盤疲労による地殻の脆弱化が進んでいますから、この地域では、今後も
大地震に対する備えを怠ってはならないと思います。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/12/23 18:40
中村健  長老   投稿数: 614

東北地方太平洋沖地震の余震の回数を、震源の区域別に調べてみました。
余震回数東北地震.jpg
余震の回数が多かったのは福島県沖、宮城県沖、福島県沖で、それに続いて岩手県沖、千
葉県沖、三陸沖でした。この他に内陸部を震源とする余震もありましたが、上図では省略
してあります。

余震が多いのは、海溝から100~200kmの地帯で、ここは陸側のプレートが海側のプレート
に巻き込まれて折り曲げられ、岩盤疲労が最も進みやすい区域です。本震の震源でもある
三陸沖が余震が比較的少ないのは、この岩盤疲労帯から外れているからです。

現在、本震から8年近く経って、余震の回数も最多期からはかなり減ってきましたが、そ
れでも、まだ本震前の平穏期のレベルまでは戻っていません。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2018/12/25 17:30
中村健  長老   投稿数: 614

東北地方太平洋沖地震の前震・本震・余震の様子を調べてみました。グラフに示した回数
は、本震の震源である三陸沖の区域内で起きたものです。
前震回数東北地震.jpg
この地震では、本震の前一か月以内に軽微な地震が5回あり、本震の二日前には、M7.3
の前震が発生し、同時に軽微な地震が20回以上も起きていました。

さて、これらの前兆とも思える地震に基づいて、3月11日の巨大地震を予測することはで
きたのでしょうか?(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2019/1/5 18:36
中村健  長老   投稿数: 614

昨年(2018年)日本国内で発生した地震の状況を、気象庁のデータベースに基づいてまと
めておきます。

この一年間に観測された震度6以上の地震は、震度7の北海道胆振東部(9月6日)と震
度6弱の大阪府北部(6月18日)の2回で、この他に、震度5弱以上の地震が9回発生し
ていました。

また、マグニチュードについて見ると、M7以上の地震はなく、M6以上が11回で、M5
級(M5.0~5.9)の地震が64回ありましたが、これは平年値より少ないものでした。

次の図は、M3以上の地震の回数を地域別に数えてみたものです。
地震回数2018東日本.jpg
北海道では胆振地方の193回が突出していますが、これは胆振東部地震の余震によるもの
です。この地域は長年にわたって強い地震がなかったので、その間に各所に累積した地殻
の歪みが一挙に余震の形で噴き出したようです。

東北地方の太平洋沖では、2011年の巨大地震の余震が現在も続いています。それでも回数
は年々減ってはいるのですが、これまでの傾向から見ると、この余震が収まるのは十数年
後か数十年後になりそうです。

千葉県付近では、昨年は中小の地震が増加しました。この地域ではユーラシアプレートと
フィリピン海プレートの間に浮遊プレート片が生じて、不安定な地殻変動が続いているの
で、今年はこの動向に注意が必要です。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2019/1/6 19:44
中村健  長老   投稿数: 614

西日本の昨年のM3以上の地震の状況です。
地震回数2018西日本.jpg
近畿地方では、大阪府北部の地震が発生して、その余震が20回を超えました。何回トラフ
付近では、和歌山県内と紀伊水道で地震が増えていますが、三重県や和歌山県の沖合は静
穏な状態が続いています。

中国地方では、4月に島根県でM6.1の地震が発生し、余震が30回以上に及びました。一
方で、南海トラフの地震が心配されている四国地方では目立った地震もなく、かえって不
気味なほど静かな状態が続いています。

九州地方では、2016年の熊本地震の余震がかなり収まってきていたのですが、新年早々か
ら震度6弱の余震が起きてしまいました。今年もしばらくは余震の余震が続きそうです。

南西諸島では、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートが直接接触しているので、全
般に地震が多いのですが、昨年は特に、3月に西表島付近のM5.6の地震に伴う余震の回
数が目立ちました。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2019/3/22 18:51
中村健  長老   投稿数: 614

最近1年間の地震の回数を数え直してみました。2018年3月から2019年2月までのマグニ
チュード3以上の地震の地域ごとの発生回数です。
年間地震発生数2019.jpg
この1年間に起きた主な地震は、いずれも内陸部ばかりだったのですが、
(1)島根県西部 2018/04/09 M6.1 震度5強
(2)長野県北部 2018/05/25 M5.2 震度5強
(3)大阪府北部 2018/06/18 M6.1 震度6弱
(4)北海道胆振東部 2018/09/06 M6.7 震度7
(5)熊本県熊本地方 2019/01/03 M5.1 震度6弱
(6)北海道胆振東部 2019/02/21 M5.8 震度6弱
などで、これらの震源地域では、多数の余震も発生していました。

一方で、例年なら大地震が起きやすい海溝部では、この一年は大きい地震はなかったので
すが、小さい地震は、相変わらず多数発生していました。(中村健)

中村健

なし Re: 復習・日本列島で起きている大地震

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2019/3/26 8:37
中村健  長老   投稿数: 614

日本の地震を、小さいものまで含めて見ると、次の三項目に分けられそうです。

(1)比較的大きい地震(概ねマグニチュード5以上)で、災害を伴うことが多いもの。
(2)大きい地震に引き続いて起きる余震(概ねマグニチュード5未満)。
(3)比較的小さい地震(概ねマグニチュード5未満)で、単独で起きるもの。

今回は(3)に注目してみようと思います。この小地震は、大地震が起きる以前の段階で、
プレート間の衝突によって地殻の内部にひび割れが生じるときの震動によるものと思われ、
金属疲労の現象と似ているので、ここでは岩盤疲労震動と呼んでおきます。
岩盤疲労震動2019.jpg
岩盤疲労震動が多いのは、日本海溝と琉球海溝に沿った地域で、ここでは陸側のプレート
が海側のプレートと衝突して、地下に折り曲げられながら巻き込まれて行く地点に相当し
ています。

一方で、千島海溝や小笠原海溝や南海トラフでは、陸側のプレートと海側のプレートの間
に浮遊プレートが存在し、それが緩衝帯となっているので、疲労震動はそれほど激しくは
ないようです。

内陸部では、熊本付近で多くなっていますが、これは中央構造線の西端で陸側のプレート
が本州方面と南九州方面に分流させられているためと思われます。

このような微小震動の観測を続けることで、大地震の予兆を見つけることができるとよい
のですが・・・。(中村健)

  条件検索へ

ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失  |新規登録
OpenIDでログイン

OpenIDを入力



Portuguese | English | German | Greek | Japanese | Korean | Russian | T-Chinese top
Powered by XOOPS Cube 2.2 © 2001-2012 XOOPS Cube Project